帰省に思う実家の処分

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渋滞

昨日からお盆休みに入った方も多く、
高速道路では渋滞、新幹線は満員となり、
行楽、帰省と動き始めました。

私は東京で生まれ、
1歳から千葉に住み続け、
社会人になってからも千葉を離れることがなかったため、
いわゆる「田舎」がなく、
「帰省」に憧れを抱いたこともございましたが、
「常磐道柏ICから首都高小菅まで、
 渋滞で所要時間は2時間半」という
ラジオから聞こえてくる交通情報を聞くと、
帰省がなくてよかったと思います。

連日35度の猛暑で、
大渋滞のなかの運転は大変かと思います。
交通事故がないことをお祈り申し上げます。

さて、高齢化社会が深まるにつれ、
実家の取り扱いに困るケースが増えてきました。

先日、千葉ニュータウンにある
私の実家も売却して処分しました。

昭和54年に街開きした千葉ニュータウンの
第一期生として小学5年から居住してきました実家です。

千葉ニュータウンは
昭和の高度成長期に都心へ通う世帯の住宅として
開発された街です。

そのニュータウンも40年が経過し、
建物の老朽化や住民の高齢化で「オールドタウン」と
揶揄されるようになってきました。

実家がある町会のソフトボールリーグに
参加させていただいておりますが、
50歳の私が「若手」となるほど、
高齢化が進んでおります。

来週末にある町内の夏祭り(盆踊り)では、
警備などにあたる係員のなり手がなくて、
運営もままならないようになりました。

都心だろうが田舎だろうが、
日本全体が高齢化社会が深刻になっているのは変わりません。

それにもかかわらず、ニュータウン(郊外の住宅地)に
高齢化の弊害が直撃するのか、
それは若い人が求める街(住まい)とのギャップです。

昭和の高度成長期世代は、
庭があって、自然があって、少しでも土地が広い戸建てを求めて、
これがニュータウンにマッチしました。

しかし、平成世代では、
庭、自然、広さは後回しで、
都心へのアクセス、駅への距離、
商業施設・教育施設への利便性など、
立地が最優先となります。

先月、品川区に所在するマンションの売却を依頼いただきました。
ひと月の間に7~8回、朝、昼、夜と、
品川区周辺に出かける機会がございましたが、
どの曜日、どの時間帯に行っても、
常に人が多く活動し、閑散とした郊外の住宅地とは大きく様相が異なります。

郊外のニュータウンは
現役世代には魅力がなく、若い人が入ってこないため、
高齢化が進み、空き家の増加、
経済力の衰退、街の空洞化などの悪循環に陥ります。

この典型的な悪循環におかれた私の実家は、
割りとスムーズに売却できましたが、
これは「市場動向と価格戦略」という
プロならではの対応ができたためです。
(簡単に言えば、割り切って売れる値段で処分しました)

今秋の消費税増税では、
郊外の住宅地に暮らす世帯が一番の打撃を受けると思われます。

今後、景気の悪化、消費力の低下に、
人口と世帯の減少、生活の変化(時代)から、
ますます郊外の住宅地では、
価格の低下が進行すると思われます。

空き家となった実家は、
家の状態はどんどん悪化していきます。
私の実家でも、
空き家になった半年の間で、
居住中と空き家の違いがこんなにあるのかと驚かされたほどです。

電気、水道、固定資産税に、
空き家の間の管理(草刈りなど)の手間と負担もあります。

利用の予定もない空き家となった実家は、
市場価格の下落傾向、不動産そのものの状況悪化などから、
早めに売却されることをお勧めします。

なお、空き家となった実家を売却するには、
様々な諸経費が必要となります。
・仲介手数料(価格の3%~)
・境界確認、測量費用(30~50万円程度)
・家財の処分費用(40~60万円程度)
・登記費用(住所変更など)
・建物点検補修費用(状況により)
・諸税(印紙税、譲渡所得税など)

これらの費用と売却価格を踏まえて、
お盆休みのご家族がお集まりの際に、
お話しあってみてはいかがでしょうか。

柴田 誠

柴田 誠代表取締役

投稿者プロフィール

子ども二人の教育費に頭を抱えながら、小さな不動産会社を経営しております。千葉県の高校野球をこよなく愛する元高校球児。小さなお出かけ、温泉、街めぐりを好むも時間とお金に余裕がなく最近は控えめです。

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