
今日から明日にかけて大型で非常に強い台風24号が
非常に強い勢力を保ったまま上陸する可能性が高くなっています。
今夜から明日未明にかけて関東に接近・通過するおそれがあり、
大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫が警戒されております。
今年は大きな被害をもたらした災害が多くございました。
去年の九州北部豪雨が何年何十年に一度と言われながら、
今年も西日本豪雨が発生しました。
もう、毎年のように豪雨被害があるなら、
何年何十年に一度というフレーズは使えないのではないか、
北海道の地震も地域的には警戒外であったように、
豪雨被害も日本中、どこで起きても不思議がない。
先日フジテレビで放送された
「人気お天気キャスター大集合!異常気象の真実~ニッポンが危ない!~」
では、
西日本豪雨、台風21号の暴風雨被害、今夏の猛暑などを取り上げ、
今後の異常気象を警告していました。
(参考)
2040年に1.5度上昇 猛暑や豪雨多発をIPCC予測
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33318290U8A720C1MM8000/
番組の中でも紹介された「ハザードマップ」
岡山県倉敷市では、ハザードマップの浸水想定域と
今回の浸水域がほぼ重なったということで、改めて注目されています。
不動産屋は教えてくれない、ハザードマップの秘密
https://otekomachi.yomiuri.co.jp/news/20180929-OKT8T103646/
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不動産の資産価値として考えた場合、
災害に遭う確率が高い地域の評価は下がるのが自然です。
何千万円という財産が最悪一瞬にして失われてしまう。
住宅ローンを抱えていれば、マイナスだけが残される状態になる。
このような状況下に置かれている不動産を購入することは、
たぶん大丈夫だろうという賭けに出ているということ。
そこしかない、というなら、
あらゆるリスクを想定し、対策を講じる。
あえてそこでなくてもいいなら、
避けることがもっとも効率的な対策です。
また、そこまでいかなくても、
今後、生命の危険に関わるほどの猛暑の地域では、
不動産の価格は下落するかもしれません。
今後の気象予測で、
最高気温が40度超えが当たり前の地域を見ると、
そこには住みたくないと躊躇いを感じました。
不動産価格は人気度数ですから、
暮らしたくないと思われてしまうような地域は、
価格が下落することになります。
逆に、災害のリスクが高い、
さらに、ヒートアイランド現象で酷暑猛暑でも、
不動産価格が高い都心は、
それを上回る魅力があるということでしょうか。
災害とは違いますが、下記で言われていることも本質は同じです。
「首都圏郊外の所得減」は解決不能 筆者が見た現実
https://www.zakzak.co.jp/eco/news/180929/eco1809290002-n1.html
さらに余談ですが、
昨日お邪魔しましたタワーマンションで、
半日程度の全棟停電のお知らせが貼り出されていました。
そこで暮らすお客様(高層階に居住)は、
水も使えず、エレベーターも使えず、生きていけないと。
今回は予め予告されていますから対処も可能ですが、
災害はいつやってくるのか、いつ回復するのか読めません。
やはり、事前に災害リスクが少ない地域に
暮らすことが良いのかもしれません。