
不動産の市場にも動きに一定の法則があります。
ファッションなど洋服の販売では、
今の時期であれば、
暑い日が続き始め、
夏を感じ始めると夏物が売れ始めます。
リサイクルショップなどでも、
今の時期に夏物を持ち込むと高く買ってもらえます。
不動産であれば、
気候要因もありますが、
年間のイベント時期に影響を受けます。
家のタイプにもよりますが、
新築でお正月を迎えたい場合、
GW頃に土地を買わないと間に合いません。
夏休みに引っ越したい、
秋の結婚時の新居に買いたい、など。
また、動き始める流れも
流行が進んでくる流れに似ているかもしれません。
関東圏で言えば「のの字の法則」があります。
都心からスタートし、
城南・神奈川>城西・多摩>城北・埼玉>城東・千葉、
という順番に動きが派生してきます。
イメージとしては「ウェーブ」です。
都心に石が投げられ、
水の波紋が「のの字」のように移ります。
どうしてこのように流れるのか、
これは予算と相場との関係です。
都心で探し始めた人が価格が高くて、
城南・神奈川に流れる。
城南・神奈川で探し始めた人が価格が高くて、
城西・多摩へと、
という感じで流れてきて活性化するためです。
GW中に神奈川県の同業者に会った際、
GW後半(5/4~5/6)の予定が入り始めていました。
今年は、改元と消費税増税があるため、
平年よりも勢いが出る年ですので、
早く強く、波が寄せてくると思われます。
第一波は、GWから6月、
第二波は、夏休みから9月。
そして、強い波が寄せてきた後、
反動で、大きな引き波(需要減少)が発生します。
この波にうまく乗れるかどうか、
引き波になる前にたどり着けるかどうかが、
売却の成否を分けます。