
日光市街地からいろは坂を上り、中禅寺湖畔を進み、龍頭の滝、戦場ヶ原、湯滝を過ぎて、湯ノ湖の奥に奥にあるのが奥日光湯元温泉です。その湯ノ湖の湖畔、日光湯元スキー場に隣接するのが「休暇村日光湯元(https://www.qkamura.or.jp/nikko/)」です。
私の頭の中では「国民休暇村」でしたが、今は呼び方が「休暇村・・」と変わったのですね。時代遅れになっていることを実感しました。私の個人的な感覚では、休暇村とは公共的な要素がありコストパフォーマンスに優れた宿泊施設、ホテルとペンションを足して二で割ったような感じでしょうか。
この休暇村日光湯元では、宿泊だけではなく日帰り入浴ができます。当初は、中禅寺湖畔の「中禅寺金谷ホテル(https://www.kanayahotel.co.jp/ckh/)」の日帰り入浴に行く予定でしたが、時間帯が13~15時と限られているため時間が合わずこちらへ回ってきました。
ただし、休暇村でも日帰り入浴の時間帯は短く(12~15時)調整が必要です。料金は大人が900円ですが、無料で会員になると200円引きになるので是非ともご活用を。
■温泉
内湯と露天ともにかけ流しの浴槽です。泉質は硫黄泉、温泉街に入ったときから味わえる硫黄の匂いの通り、泉質は入り慣れたスーパー銭湯や健康ランドとは別格の味わいがあり、やっぱりこれぞザ・温泉という感じです。
不思議なのは、同じ源泉にもかかわらず、内湯と露天でお湯の色が違うことです。どちらもベースは白濁ですが、内湯はやや緑がかかっており、露天はやや青みがかかっています。
公式ホームページによると、光や空気で顔色が変わるということで、微妙な違いにより変わったのかもしれません。訪れる季節や入浴する時間帯で違う色を感じることもできるかもしれません。
露天風呂には壺湯もあり、落ち着いたお庭のような作りに加えて、立ち上がると湯ノ湖や周辺の山が眺められ、森林浴をしながら、源泉かけ流しの温泉に入れるような感じです。
■その他
スーパー銭湯、健康ランドとは違い、宿泊施設の日帰り入浴のため、レストランでの食事はあまり大きく期待しないで、中禅寺湖畔もしくは旅程のなかで別途考えておいた方がいいかと思います。
駐車場は広く無料で、施設のロビーにはソファーも多く、売店もあって、ゆっくりとひと休みすることもできます。日本ロマンチック街道の道中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。