国見温泉

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国見温泉

両脇をブナ林に覆われ曲がりくねった山道を、フィットがエンジンをうならせながら登る。急に視界が開け、底が抜けたような青空が見える道の終着すると、3件のこじんまりとした温泉宿がある。ここが国見温泉。

サッカーが好きな人は、国見と聞くと長崎県を連想するが、国見温泉は遠く離れた岩手県にある秘湯。盛岡駅から田沢湖方面に向かい、秋田県との県境手間、秋田駒ケ岳の登山の前宿として利用される。

利用した施設は、石塚旅館。ガラガラっとガラスがはめ込まれた木製の玄関を開けると、右手にそぼくな受付所。湯治宿、木造の老舗温泉宿独特の匂いが懐かしい。受付のおじさんに営業スマイルがないのがまた湯治場らしくていい。

この国見温泉は、緑の湯として有名。硫黄泉と炭酸水素塩泉二つの効能を持ち、源泉がそのまま飲用できると書かれた張り紙がある。青汁を連想させる緑色の湯。恐る恐る、お湯に浸かった手のひらを舐めてみると、驚きの不味さ。八名信夫に飲ませたい。

この施設には、内風呂が2か所、混浴露天風呂が渡り廊下の横から外に出て、飛び石をテコテコ渡った先にある。露天風呂は、施設から離れた距離は約20m。近くの源泉から流れ出るお湯の成分で草木が枯れ、山肌が露出し荒涼としたところに、簡易な木造の屋根がある脱衣所と、小さく岩とコンクリートで固められた池のような浴槽。

お湯に浸かればまだしも、脱衣姿が丸見えになってしまうため、女性がこの露天風呂を利用するには、かなりの勇気(割り切り)が必要で、混浴とはいえ、男性専用となる。※女性用の露天風呂は小さいながらも別途施設に付随。

露天風呂は、源泉から直接、継ぎ合せて作られたパイプを通して、浴槽にお湯が注がれる。浴槽から溢れたお湯は、そのまま山肌に垂れ流し。まさに源泉かけ流し。内風呂に入ったあとのため、緑色のお湯には驚かないが、入ってびっくりするのは、浴槽の床のぬるっとした泥風呂のような感触。

このぬめりの正体は湯の花。温泉地のお土産として湯の花が売られている。それを生で味わうのは初めて。かなりの量が沈澱しており、つかもうとするが、手を外に出す時までに拡散してしまい、これがなかなか難しい。泥バックのように体に塗りたぐってみるが効果は不明。

パイプから滝湯のようにお湯があたるとさすがに熱いが、ひんやりした空気にお湯が冷やされ、のんびり長湯ができる。温泉の効果を計るとき、いつまでぽかぽかが続くかが基準になることが多いが、この温泉は逆。温まっているのだろうがぽかぽか感はなく、すっきりさっぱりとした湯上り感。こんなにすっきりした感触って、なかなか味わえない。

♪~(´ε` )

山が雪で覆われる11月初めから雪解けの5月まで冬季休業になる。

国見温泉石塚旅館:岩手県岩手郡雫石町橋場国見温泉(という住所らしい)

柴田 誠

柴田 誠代表取締役

投稿者プロフィール

子ども二人の教育費に頭を抱えながら、小さな不動産会社を経営しております。千葉県の高校野球をこよなく愛する元高校球児。小さなお出かけ、温泉、街めぐりを好むも時間とお金に余裕がなく最近は控えめです。

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