不動産は外部からの影響が大きい

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不動産は外部からの影響が大きい(15.04.07)

(前回「憧れの高層タワーマンション生活」より続き)

番組で紹介されていた懸念点は、人口高密度である高層タワーマンションが林立して、生活者と生活施設とのバランスが取れていない点です。

小児科を予約しようとしても、朝の受付開始と同時に一日中の予約が埋まり受診さえできない(秒殺と表現されておりました)。

小学校がぎゅうぎゅう詰め(高度成長期ではよく見られた光景)で、運動会時に校庭で家族一緒にお弁当を食べることができない(というのは贅沢な悩みかもしれない)。

※今年度新設小学校が開校、隣の小学校と200m程度しか離れていないと紹介されたが、高度成長期のニュータウンでは小学校の隣に新設小学校が開校したこともあった。

この番組では紹介されていなかったが、大規模修繕の時期となった高層タワーマンションで、高額な修繕費用と請け負える建設会社がないことが問題となっていたことを思い出した。

また、この番組では、マンションが建ち並ぶ地域と比較して、木造住宅密集地を取り上げ、火災などの防災面で問題があるとし、現実的には再開発が難しいからマンションエリアの方がいいというニュアンスも感じた。

経済学的には外部経済の例として正しくないかもしれないが、「直接的な経済行動以上に外部経済の影響が大きいのが不動産である」という典型例のように感じた。

この記事は良い方向からの例になるが、治安・風紀が悪い、防災面で弱い、利便性が低いという広い面から、隣がゴミ屋敷・嫌悪施設、眺望が悪い・悪臭がする・騒音があるなどの狭い面まで、悪い方向にも影響が出る。

建物の条件(グレード、階数、築年数、方位、広さ)でも、価格が2倍にも3倍にも違うことがある。

土地神話は土地には限りがあるという資源性からだったが、これは人口減少、住宅余り状態から衰退した。

今は利便性から考える利用価値で判断される。これからもこれが変わらないと考えるならば、利便性が高い地域(将来的に)で買うべきである。建物のグレードを落としても、新築でなくても。

番組では、団地ブームが始まり衰退し、その後、郊外の戸建てブーム(ニュータウンなど)が始まり衰退し、現在、高層タワーマンションブーム?になっていると紹介されていた。

これがこのまま永遠に続くのか、かつてのブームも永遠と思われたが終わったという現実から、今回の高層タワーマンションブームもいずれ終焉するのか。

最後に暗示をしているように感じました。ブームや憧れで判断せず、本質を見抜くようにと。

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柴田 誠

柴田 誠代表取締役

投稿者プロフィール

子ども二人の教育費に頭を抱えながら、小さな不動産会社を経営しております。千葉県の高校野球をこよなく愛する元高校球児。小さなお出かけ、温泉、街めぐりを好むも時間とお金に余裕がなく最近は控えめです。

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